木の紙 - wooden paper -
木の紙は、職人さんが木材をうすくうすくスライスして、厚さ0.1mm以下の極薄シートにし、裏地に紙などを貼り合わせて生まれた素材です。
すべて手作業で作られており、1枚1枚木目も色味も異なります。
本物から作られているからほのかに香る木の香り。木の質感。木目を印刷したものでは生まれない自然の温かみや味わい深さを感じさせてくれます。
木の紙に使用する木材は、すべて国産でヒノキ・赤松・黒松・スギ・桜などさまざまな木材で制作が可能です。
また、紙としてだけではなく壁紙やシール、布などいろいろな素材として使用できます。ぜひ、商品内容、オリジナル商品制作などお気軽にお問い合わせください。
クレコで使用している赤松は岩手県産、スギは宮城県産です。赤松は岩手県久慈市にあるマルヒ製材様の木材を継続的に使用しています。もともと震災前からマルヒ製材様に赤松の名刺を使っていただいていましたが、津波による海水で他の名刺が全部だめになった中で、赤松の名刺は海水をかぶっても、再度乾かすことで使用できました。通常の紙よりも耐久力のある丈夫な素材となっています。
一番人気の樹種。白みを帯びた明るい色味が特長で香りは微かに残る程度。
東北産を使用。白みを帯びた明るい色味が特長で、香りはほとんどなし。
広葉樹のため全体的に赤みがあるのが特徴。香りはほとんどなし。
プレミアムタイプで裏地が和紙になります。表面の木質感があり、やや濃い色合いで、香りが残るのが特徴。
その他に黒松(島根)、琉球松(沖縄)など各地の木材を使用して、オリジナルの木の紙を制作することが可能です。観光地のお土産や限定商品・ノベルティなど地域に特化した商品。他社と差別化した商品を作りたい時にぴったりな商材です。
木の紙には、間伐材を使用したものもたくさん作られています。植林されているスギやヒノキは、成長するとともに木が太くなり、木と木の間が狭くなります。そのままにしておくと地表まで十分な陽が当たらず、土や草・低い木まで栄養がいかないため、洪水、山崩れ、倒木などといった災害を引き起こす原因にもなります。木々全体を十分に育てるためには定期的な間伐が必要となります。けれど、間伐材は十分に木材として成長しておらず、価値はあまりありません。クレコでは間伐した木材を無駄にすることなくその材を使用することによって、森林環境を整えていくお手伝いをしています。
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